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  • ぐりとぐら

    ぐりとぐら

    なかがわ りえこ/福音館書店

    推奨コメント

    今回は前回と一転、誰もが一度は読んだことがある名作、ぐりとぐら。紹介をするまでも無いであろう。

    仲良しの野ねずみのぐりとぐら。二匹は双子で料理が得意。ある日森で大きな卵を見つけ、大きな大きなカステラを作りました。その良いにおいにつられて色々な動物たちも集まり、みんなと仲良くカステラを食べると言うお話。この本を読んだ人であれば誰でも、「自分も美味しそうなカステラを食べたい」と思ったことでしょう。

    院長もです(笑)。

    (院長)

  • 竜馬がゆく

    竜馬がゆく

    司馬遼太郎/文藝春秋社

    推奨コメント

    今回はお子さまよりは少し上の年齢の方への紹介です。司馬遼太郎も院長の好きな作家の一人であり、坂本龍馬の大ファンとなるきっかけとなった作品であり、院長の「坂本龍馬」の人物像はほぼこの本によって形成されたと言っても過言では無い。ちなみに院長は、学生時代に大変なテスト前になると、この本を読んでよく現実逃避をしていたのであった(笑)。

    「竜馬がゆく」はあくまでもフィクションであり、いわゆる「薩長同盟」などもどこまで関与していたかなどは史実と異なる面もあるのでは?といわれているが、そこは「龍馬」ではなく「竜馬」とした司馬遼太郎なりの想いがあったのかも知れない。文庫本で8冊分の超長編だがはっきり言って面白い。活字離れが言われている昨今、大人の方にも是非おすすめである。

    (院長)

  • 次郎物語

    次郎物語

    下村湖人/新潮文庫

    推奨コメント

    院長が小説が好きになるきっかけとなった一冊。

    幼い頃に里子に出され、その後ほど無くして実家に戻されることとなった。その後の次郎に降りかかる様々な出来事を通して次郎が成長する姿を描く長編大作。

    また、里子には出されたもののやがて実家に戻されることとなるが、実家の病弱な母から受ける無償の愛と、死を通しての感受性の変化などへの心理描写がとても細かく丁寧に書かれている。長編だが、一気に読めてしまう。

    (院長)

  • グスコーブドリの伝記 宮沢賢治

    グスコーブドリの伝記 宮沢賢治

    宮沢賢治/青空文庫

    推奨コメント

    院長が最も好きな童話作家、宮沢賢治の作品。イーハトーブという理想郷を舞台にしたブドリの生涯を描いた作品。イーハトーブの森に住む幼いブドリは、ある年厳しい冷害と飢饉に見舞われます。そのことが原因で家族がバラバラとなり、ブドリは一人森に取り残されてしまいます。その後ブドリは懸命に努力し、勉強に励み、火山局の技師となります。火山局は火山の活動を制御しながらイーハトーブの人々の暮らしを守っていきます。しかしブドリ達の努力もむなしく、ある年イーハトーブを再び厳しい冷害が襲います。そこでジブリは火山を意図的に爆発させ、その影響でイーハトーブを温暖化させるという案を思いつきます。しかしこの案を実行するためには誰か一人が火山に残こらなければならないという、自己犠牲のお話です。

    賢治の自然への畏敬の念、ひたむきさ、そして何よりも人間的な優しさが感じられる作品です。

    (院長)

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